2022年ESGレポート

2022年ESGレポート
2022年のESG(環境・社会・ガバナンス)レポートでは、ESGの検討事項を管理および測定するためのステート・ストリートの取り組みについて説明しています。

2022年は特にESG分野でダイナミックな年でした。2月のウクライナ侵攻や、戦争による燃料価格への影響、トランジション・ファイナンス計画、ESG格付け、ESGを中心とした投資除外スクリーニングなど、いくつかの重要な出来事がありました。

2022年、ステート・ストリートの全事業部門にわたりESGへの取り組みを管理しながら、お客様が進化するESG環境に対応していくための投資ソリューションや報告ツールに加え、多種多様な顧客ニーズに対応する商品を提供してまいりました。

私たちは、Sustainability Bond Frameworkの立ち上げと初のサステナビリティ・ボンドの発行を通じて、企業としてESG計画を推進しました。 またスコープ1およびスコープ2の排出ガスについてカーボンニュートラルを維持し、人種差別と不平等に対する10の取り組みを前進させました。ステート・ストリートの資産運用部門であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、より多くのインデックス・ファンドの投資家に対して議決権行使の選択肢を拡大し、ファンドで保有する株式に関して自らの権利行使を指示できるようになりました。

以前の報告と同様に、ステート・ストリートでは、Sustainability Accounting Standards Board(SASB)、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、Global Reporting Initiative(GRI)が作成した枠組みに従ってESG活動を測定・開示しています。この報告書は、国連グローバル・コンパクトの署名者として義務を果たすものです。また、ステート・ストリートの活動が国連の持続可能な開発目標に向けた進展をどのように支援しているかを説明しており、最新のEEO-1開示も含まれています。

ESGのテーマが政治的に、特に米国において分断した年でしたが、ステート・ストリートはESGへのコミットメント、また価値に裏打ちされたアプローチを一貫して維持しています。